機動破壊→スペクタクルベースボールへ。健大高崎が目指す大仕掛けの野球 (6ページ目)
青柳監督はかねてから「機動力は攻撃の一部であって、それだけでは勝てません」と語っていた。スペクタクルベースボールは、健大高崎の野球が次のフェーズへと以降するメッセージともとれる。発案者の青柳監督は言う。
「我々が目指すのは、大仕掛けでファンを喜ばせて球場全体を味方につける野球です。機動破壊を受け継ぎながら、相手に『健大は何をしてくるかわからない』という恐怖感を植えつける。つまり、機動破壊の進化形が『スペクタクルベースボール』なんです」
2020年に入ってから、健大高崎のグラウンド一塁側フェンスには「高崎から日本一」と染め抜かれた横断幕が張られている。
群馬から新しい健大高崎の野球を届けたい──。選手たちは強い思いを秘めて、甲子園に向けてリスタートを切っている。
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