志村けんさんが亡くなって甲子園中止を覚悟した球児の本心と底力 (4ページ目)
最後に「"夏の大会"に代わるものがほしいか?」と聞いた。てっきり「もちろんです」と即答するのかと思っていたら、「うーん」と考えて、出てきた答えがこうだった。
「センバツの時も代替案がどうとかありましたけど、自分たちにとって"甲子園"に代わるものはないんです。そう言っていただけることはありがたいですし、うれしいですけど、僕らが目指すことは甲子園でプレーすることなんです」
そしてこう加えた。
「別の試合とかじゃなくていいので、頭が冷えるまで暴れさせてくれる場所がほしいですね......できれば、部員みんなで」
毅然と"現実"を見つめ、懸命に受け入れようと努力していた。甲子園を目指し、つらい練習にも耐えてきた彼らの"底力"を見たような気がした。
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