メジャーの怪物投手たちも佐々木朗希を絶賛「5年後が末恐ろしい」 (3ページ目)

  • ブラッド・レフトン●文 text by Brad Lefton
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

クリス・アーチャー(ピッツバーグ・パイレーツ)

―― 佐々木投手の映像を見て、どんな印象を持たれましたか。

「えぐい......18歳で101マイルを投げるなんて、本当にえぐい。5年後にどんなピッチャーになっているのか、末恐ろしいよ」

―― ピッチングフォームについてはどうですか?

「非常にいいです。下半身と上半身が連動している。とても18歳には思えない。動きがスムーズで感動したよ」

―― 佐々木投手にアドバイスを送るとしたら?

「高校生でありながら、そこまで成長しているというのは、一生懸命野球をやってきた証なので、これからもやり続けてほしい。アドバイスというより、酷使しないように、指導者がしっかりと彼の成長を見守ってほしいと思います。まだ18歳ですし、これからもっと成長するはず。特別な才能を持っていると思うので、長いキャリアを過ごせることを願っています」

―― あなたは子どものために慈悲活動したり、寄付したりすることで有名ですが、佐々木投手は2011年に起きた東日本大震災で父親を亡くされました。父親の思いも込めて野球に打ち込んできたと思います。

「ええっ、そうなのですか。それは非常に悲しい話です。大変だったと思います。それでも野球に打ち込み、ここまで成長しているというのはすごいことだと思いますし、気が強いのでしょう。お父さんのためにも頑張ってほしいですね。彼のお父さんは、絶対にここまで頑張ってきた息子のことを誇りに思っているはずです」

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