山本昌のレジェンド解説。
センバツで輝いた好投手8人+佐々木朗希 (4ページ目)
初戦の八戸学院光星戦で自己最速の150キロをマークした広陵の河野佳河野佳(広陵/174cm・76kg/右投右打)
さすが名門・広陵のエースを任されるだけのことはあります。八戸学院光星(青森)戦の投球は力強さがありながら、まとまりのよさも感じました。上背はさほどなくても、ストレートも変化球も腕の振りが一緒で、ゲームをまとめられます。今後の課題は、左肩が今よりもホーム寄りに移動できるか。つまり、捕手に向かって真横を向いたまま体重移動をする時間を長くすることです。打者はタイミングが取りづらくなるし、ボールの質も上がるはず。また、右腕をトップまでしっかり上げる時間も確保できます。全身を使って投げられるようになれば、もっと伸びる投手でしょう。
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