悪夢の落球をした開星のセンターは、
甲子園で「一生のテーマ」をもらった (7ページ目)
大学卒業後、地元・島根に戻り、自動車販売店で働く本田紘章氏 100回目の夏の甲子園をかけ、各地方で熱戦が繰り広げられている。今夏も全力プレーのなかで、思わぬミスが生まれることもあるだろう。そのプレーに対してさまざまな意見が飛び交い、議論が交わされることと思う。
しかし彼らには、この先も続く長い人生が待っている。大切なのは、成功や失敗から何を学び、今後につなげていけるかどうかではないか――。
あの落球から「一生のテーマ」と語る自身の課題を自覚し、覚悟を持って仕事に邁進(まいしん)する「開星のセンター」、本田紘章の姿を見て、そう思わずにはいられなかった。
大学時代のアルバイトで車に触れる機会が多くあり、そこから自動車業界に興味を持った本田は、卒業後に地元・島根の自動車販売店に就職し、今年で3年目を迎える。
7 / 7