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【夏の甲子園2026】大阪桐蔭初優勝メンバー、最速157キロ右腕、平成初完封&初本塁打... 指揮官たちの知られざる現役時代

  • 戸田道男●文 text by Michio Toda

 八王子実践を春夏通じて初の甲子園出場へ導いた河本ロバート監督の異色の経歴が話題を集めている。アメリカ人の父と日本人の母を持ち、高校入学後に野球を始めた。卒業後は亜細亜大へ進学し、ドジャース傘下のマイナーリーグや独立リーグなどでプレー。現役時代は「ロバート・ブース」の登録名で知られ、最速157キロを誇る剛腕投手だった。

 引退後は指導者の道へ進み、2019年に母校・八王子実践の監督に就任。選手一人ひとりの個性を伸ばす指導を貫き、就任7年目の今夏、初めて西東京を制し、甲子園への切符を手にした。

春夏通じて初の甲子園出場を果たした八王子実践の河本ロバート監督 photo by Sankei Visual春夏通じて初の甲子園出場を果たした八王子実践の河本ロバート監督 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る

【NPBを経験した3人の指揮官】

 一方、今大会でNPB経験を持つ監督は、智辯和歌山・中谷仁監督(元阪神ほか)、佐野日大・麦倉洋一監督(元阪神)、東海大甲府・仲澤広基監督(元巨人ほか)の3人だ。

 指揮官として、中谷監督は春夏通算9度目の甲子園出場で、夏優勝(2021年)、春準優勝(2025年)の実績を誇り、麦倉監督は今春に続く2度目、仲澤監督は今夏が甲子園初采配となる。

 選手時代を振り返っても、3人はいずれも母校で甲子園出場を果たしている。中谷監督は1996年春の選抜で準優勝、翌97年夏には全国制覇を達成。麦倉監督は1989年夏の甲子園開幕戦で「平成初完封&初本塁打」を記録し、一躍その名を全国に知らしめた。仲澤監督は2004年夏、4番打者として東海大甲府をベスト4へ導いたスラッガーだった。

 春夏通じて甲子園初出場を果たした東日大昌平・江井康胤(えねい・やすたね)監督は、現役時代は強打の三塁手として鳴らした。千葉・野田北高(現・野田中央高)から進学した東北福祉大では、仙台六大学リーグで首位打者2度、打点王2度を獲得。卒業後は社会人野球のJT(仙台)で長くプレーし、廃部が決まるなかで臨んだ2004年の都市対抗では、チームのベスト4進出に大きく貢献した。

 その後はクラブチーム・NTT東北マークスでも現役生活を続け、補強選手として都市対抗野球大会にも出場。2023年秋に東日大昌平の監督へ就任すると、就任3年目の今夏、福島大会で絶対王者・聖光学院を破り、甲子園出場へと導いた。

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著者プロフィール

  • 戸田道男

    戸田道男 (とだ・みちお)

    1961年岩手県一関市生まれ。明治大学卒業後、東京スポーツ新聞社で4年間野球担当記者を務めたのち、ベースボール・マガジン社入社。週刊ベースボール、ベースボール・クリニックほか野球関係の雑誌、ムックの編集に携わる。2011年に同社を退職し、同年から2021年まで廣済堂出版発行の「ホームラン」編集を担当。現在はフリーランスの立場で野球関連の編集者&ライターとして活動中。

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