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【ドラフト2026】オリックスは宮城大弥の離脱で即戦力左腕は「2枚獲り」 三遊間のバックアップに右の大砲候補も

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

現有戦力から読み解く「2026ドラフトで獲るべき選手」〜オリックス編

 今年もドラフト会議の季節がやってきた。各球団ともシーズンを振り返りながら、来季に向けた補強ポイントを洗い出し、アマチュア選手の最終的な絞り込みに入っていることだろう。10月22日に迫る「運命の日」を前に、本当に獲得すべき選手は誰なのか──。オリックスは開幕投手を務めた宮城大弥が左ヒジのトミー・ジョン手術で早々に離脱し、チーム防御率3.96は12球団ワースト。それだけに投手陣の補強が急務となる。

【今年は即戦力補強の年】

 昨季は74勝66敗3分、勝率.529で2位・日本ハムに9ゲーム差をつけられながらも、Aクラスの3位に踏みとどまったが、今季は65勝76敗2分、勝率.461の4位と後退した。

 とりわけ顕著だったのが、ホームとビジターでの戦いぶりの違いだ。ホームでは41勝29敗1分と勝ち越した一方、ビジターでは24勝47敗1分。敵地で23もの借金を抱えたことが、順位を下げる大きな要因となった。

 ともあれ、まずは投手陣から立て直しを図りたい。一昨年のドラフトでは、支配下指名6人のうち5人が大学生、社会人。昨年は一転して、藤川敦也、森陽樹、佐藤龍月と上位3人を高校生投手で固めた。

 それ以前にも「即戦力」と「育成」の年を明確に分けるような指名を見せているだけに、今年は「即戦力」の年と見る。

 宮城は長期のリハビリが必要で、来季も開幕から戦力として計算するのは難しい。一軍で実績のある左腕も決して多くなく、左投手の補強は優先順位が高い。

【即戦力左腕は2枚獲りで】

 幸い、今年は地元・関西の学生野球界に、期待したくなるような快腕サウスポーが複数控えている。

 まずは有馬伽久(がく/愛工大名電→立命館大/投手/175センチ・77キロ/左投左打)。昨秋の明治神宮大会では、右打者へのクロスファイアと切れ味鋭いスライダー、チェンジアップが冴え渡った。今季は春先に指のマメをつぶすなど、本来の調子を取り戻すまでに時間を要したが、地力は大学球界屈指だろう。

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著者プロフィール

  • 安倍昌彦

    安倍昌彦 (あべ・まさひこ)

    1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。

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