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【ドラフト2026】オリックスは宮城大弥の離脱で即戦力左腕は「2枚獲り」 三遊間のバックアップに右の大砲候補も (2ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

 その有馬に急追しているのが、星野世那(近江→大阪商業大/投手/179センチ・78キロ/左投左打)だ。近江時代は、春夏の甲子園で活躍したエース・山田陽翔(西武)の控えだったが、大阪商業大では1年秋からリーグ戦に登板。2年春の全日本大学野球選手権では早稲田大を相手に8回11奪三振無失点と好投した。魔球とも言えるチェンジアップを武器に、今が伸び盛りだ。

 米沢友翔(ゆうと/金沢→関西大/投手/180センチ・80キロ/左投左打)は今春、一気に評価を高めた。6月の全日本大学野球選手権では4試合に登板して25イニングを投げ、26奪三振、防御率0.72。最高殊勲選手賞(MVP)に輝き、関西大を54年ぶりの日本一へと導いた。

 さらに渡辺和大(かずひろ/高松商→慶應義塾大/投手/180センチ・80キロ/左投左打)を加えた左腕4人のなかから、2人を獲得できないだろうか。

 渡辺は鋭いクロスファイアの角度と、空振りを奪えるスライダーで勝負できる熱投派。今年の全日本大学野球選手権では13回1/3を投げて25奪三振、防御率0.00と圧倒し、最優秀投手賞を獲得した。早慶戦のような大舞台ほど闘志をたぎらせる性格もプロ向きと見ている。

 9月22日のロッテ戦でプロ初勝利を挙げた3年目の東松快征が飛躍への足がかりをつかんだとはいえ、左腕はファームを含めても決して潤沢とは言えない。そこで3位あたりでは、高校生左腕でもうひと押し強化を図りたい。

 持ち球の優秀さなら、智弁学園高の杉本真滉(まひろ/智弁学園/投手/177センチ・86キロ/左投左打)だろう。打者の様子を見抜きながら、緩急と強弱を駆使して巧みにタイミングを外す。その投球センスは、教えて身につくものではない天性の才能だ。東松にとっても大きな刺激となるだろう。

高校通算30本塁打の日大三・田中諒 photo by Ryuki Matsuhashi高校通算30本塁打の日大三・田中諒 photo by Ryuki Matsuhashiこの記事に関連する写真を見る

【三遊間のバックアップと大砲候補】

 今年のオリックスでもうひとつ気になったのが、紅林弘太郎と宗佑磨が守る三遊間のバックアップだ。

 紅林は遊撃で136試合、宗は三塁で134試合に出場。ほぼ1年間ポジションを守り続けただけに、蓄積する疲労は相当なものだろう。故障や不調に陥ってから慌てるのではなく、その前にチーム力を落とすことなく代役を務められる「アンダースタディ(代役として出番に備える俳優)」を用意しておくことが肝要だ。それが若手にとって貴重な実戦経験となり、やがて「後釜」も育っていく。

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