【ドラフト2026】織田翔希か、それとも即戦力か? 日本ハムは打倒ソフトバンクへ徹底して投手を獲得すべき!
現有戦力から読み解く「2026ドラフトで獲るべき選手」〜日本ハム編
今年もドラフト会議の季節がやってきた。各球団ともシーズンを振り返りながら、来季に向けた補強ポイントを洗い出し、アマチュア選手の最終的な絞り込みに入っていることだろう。10月22日に迫る「運命の日」を前に、本当に獲得すべき選手は誰なのか──。2016年以来リーグ優勝から遠ざかる日本ハムは、チーム防御率が前年から著しく悪化。即戦力、将来性を問わず、まずは投手補強を最優先に考えたい。
【投手陣再建が最優先課題】
今季78勝62敗3分、勝率.557の3位。昨季の83勝57敗3分から勝ち星を5つ減らしたものの、2年連続でAクラス入りを果たした。
ただ、その戦いぶりを振り返ると、来季に向けた課題が浮かび上がってくる。下位3球団には、オリックスに16勝9敗、ロッテに15勝10敗、楽天に16勝9敗と、計47勝28敗の圧倒的な強さを発揮。西武とも12勝12敗1分と互角に渡り合った。
問題はソフトバンクだ。5勝18敗2分と大きく負け越し、優勝した宿敵との間には明確な力の差があった。リーグ制覇を目指すなら、まずはこの壁を乗り越えなければならない。そのためにも、投手陣の立て直しは急務だろう。
2024年のドラフトでは、福岡大大濠から1位指名した「二刀流」の柴田獅子を含め、支配下6選手のうち5人が投手。一転して2025年は、支配下5選手のうち4人が野手だった。1位入札では立石正広(創価大→阪神)、外れ1位でも平川蓮(仙台大→広島)と野手にこだわり、2度の抽選に外れた末に明治大の155キロ右腕・大川慈英を指名。野手補強への強い意志を示したドラフトだった。
だから、というわけではないだろうが、昨季2.53だったチーム防御率は今季3.38まで悪化。失点も409から529へと120点も増えた。数字を見れば、「今年は投手の年」などと悠長なことを言っている場合ではない。どう考えたって、まずは強力な投手だろう。
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著者プロフィール
安倍昌彦 (あべ・まさひこ)
1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。













