【ドラフト2026】織田翔希か、それとも即戦力か? 日本ハムは打倒ソフトバンクへ徹底して投手を獲得すべき! (4ページ目)
2400〜2500回転の猛烈なバックスピンがかかった150キロ前後の快速球に、カットボール、カーブ、高速フォーク。今夏の都市対抗にはJR東日本の補強選手として出場した。ピンチでも決然と打者に立ち向かい、球威で圧倒するスタイルは「谷元2世」と呼ぶにふさわしい。
セガサミーは今シーズン限りで野球部としての活動を終了することを発表している。樫村は社会人1年目ながら指名対象となるだけに、こうした即戦力候補を押さえておくのも面白い。
【押さえておきたい道産子右腕】
捕手には田宮裕涼、進藤勇也の2枚がいて、ファームでは藤森海斗も着実に成長している。内野手も充実しているし、外野手に至っては、困っているチームにレンタルしたくなるほど人材が揃っている。
ならば、さらに「未来の投手陣」の強化を志向してもいいだろう。
2024年のドラフト組も、柴田は投手として8試合に登板して防御率2.03を記録し、打者としても9月19日のオリックス戦でプロ初本塁打を放つなど存在感を示した。一方で、ほかの投手たちはまだ一軍で確固たる地位を築くまでには至っていない。
「道産子」なら、夏前に150キロの大台を突破した近藤琉唯斗(るいと/小樽双葉/投手/183センチ・85キロ/右投右打)は押さえておきたい。
北口晃大(八戸学院光星/投手/187センチ・90キロ/右投右打)は、雄大な体躯から投げ込む140キロ台後半のストレートに、いいフォークを持っている。
そこまで大柄ではなくても、クレバーな投球センスと、したたかな勝負根性なら木下瑛二(高川学園/投手/178センチ・83キロ/右投右打)だろう。最近のプロ野球では、この手の投手がいい仕事をしている。
いずれにしても、今季リーグ1位の177本塁打を記録した打線には、すでに十分な破壊力がある。2016年以来となるリーグ優勝を本気で目指すなら、今年のドラフトは「投手を獲る」。その一点を最優先に考えていい。
著者プロフィール
安倍昌彦 (あべ・まさひこ)
1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。
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