2018.06.21

「南神奈川」から甲子園へ初出場なるか。
あの新興勢力がパワーアップ

  • 大友良行●文・写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 星槎(せいさ)国際湘南高校が、神奈川県厚木市上古沢に野球部専用球場を完成させた。6月3日には学校関係者や地元住民、選手の保護者たちなど、約300人が参加してオープニングセレモニーが行なわれた。

総工費3億円の新球場が完成し、日々練習に打ち込む星槎国際湘南の選手たち「今までは学校のテニスコートをメインに、町の運動場と近くにあった中井球場を借りて練習していただけに、こんな素晴らしい球場が完成してうれしい。これで思いきり野球ができます。練習試合も、今までは他校に行かなければできませんでしたが、この球場なら胸を張って来てもらえます。球場づくりに関わってくれた地元の方や関係者をはじめ、多くの人たちへの感謝の気持ちをプレーで恩返ししたい」

 そう語ったのは主将の松下壮悟(3年)。その言葉通り、セレモニーのあとに行なわれたこけら落としの記念試合では、静岡の強豪・常葉橘を相手に第1試合で特大のホームランを放ち、途中出場となった2試合目にも9回に逆転の3ランを放ってみせた。

 新球場は、いすゞ自動車の福利厚生施設の運動場だったものを大幅に改造し、両翼97メートル、センター120メートル、さらにはバックネット裏と一、三塁側に300人ほどが座れるスタンドも設(しつら)えるなど、本格的な球場へと様変わりした。

 ライトの奥にはバッティングケージがあり、選手たちは心置きなく練習に打ち込むことができる。ちなみに、総工費は約3億円という。

 球場名は、星槎国際の名前を入れると学校関係者だけのイメージが強くなってしまうため、スタジアム建設に尽力してくれた星槎グループの宮澤保夫会長の名前から「宮澤スタジアム」とした。