高校野球の強豪校OBでプロ野球チームを組んでみた! PL学園編 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 岡沢克郎●写真 photo by Okazawa Katsuro

【キャッチャー】
阪神を唯一の日本一へと導いた意外性の捕手
◆木戸克彦(元阪神)

 PLから捕手としてプロに進んだ選手はそれほど多くないが、実績は福島久晃と双璧。高校時代も全国制覇を経験したが、ハイライトは85年。この年から阪神の正捕手を任されると、根気強いリードで投手陣を引っ張り、球団史上初の日本一へと導いた。"打てる捕手"ではなかったが、3打席連続本塁打を放つなど意外性はあった。


【ファースト】
歴代5位の525本塁打。PLが生んだ怪物
清原和博(元西武ほか)

 1年から名門・PLの4番に座り、5度の甲子園で前人未到の13本塁打を記録。プロ入り後も順調にホームランを積み重ね、23年の現役生活で歴代5位の525本塁打を放った。引退後、自らの手で名誉を汚してしまったが、"野球漬け"の日々を過ごしていた頃の輝きは別格。強打者が揃うPLでも、4番はこの人しかいない。

甲子園通算13本塁打。PLの4番は清原和博しかいない甲子園通算13本塁打。PLの4番は清原和博しかいない
【セカンド】
一見、無気力も天才的打撃でヒットを量産
◆今岡誠(元阪神ほか)

 どんな時も飄々とプレーする姿が"無気力"に映ることもあったが、ことバッティングに関しては天才ぶりを発揮。03年には首位打者を獲得し、チーム18年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。05年にもプロ野球歴代3位となる147打点で打点王に輝き、2年ぶりのリーグ制覇に貢献するなど、一時代を築いた。

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