高校野球の強豪校OBでプロ野球チームを組んでみた! 横浜高校編
野球ファンなら誰でも一度は考えたことのある、「あの高校のOBだけでプロ野球チームをつくったら......」。第2弾は激戦の神奈川で鍛えられた横浜高校編──。
横浜高校といえば、渡辺元智監督、小倉清一郎コーチ(当初は野球部長)の名コンビによる指導のもと、さまざまな場面を想定した実戦的な野球を叩き込まれることで知られる。だが、プロ入りした選手をリストアップしてみると、やはり絶対的な能力を誇るエースタイプやスラッガータイプが目立つ。
横浜OBのプロで"最強チーム"を編成してみると、なんといってもエースに松坂大輔、4番に筒香嘉智という日本代表の主力クラスを配置できるのが強みだ。
「えっ、松坂? なんで?」と思うかもしれないが、今のソフトバンクでの姿に惑わされてはいけない。横浜高、西武、そしてレッドソックスに渡った頃までの松坂は、それはもうマンガみたいな剛速球エースだったのだ。
ほかに横浜OB最強チームの特徴としては、左打者とベイスターズ関係者がやたらと多いことだろう。いずれも全体の半数以上を占めている。
なお、かつては愛甲猛に代表されるような、「野球もうまいが、ケンカも強い」という印象の選手も多かったが、近年はDeNAのキャプテンを続けて出すなど(石川、筒香)、イメージが変わってきている。これも時代の流れだろうか......。
【ピッチャー】
今は不良債権扱いも、全盛期はすごかった!
◆松坂大輔(ソフトバンク)
今の惨状ゆえ、偉大さを忘れがちだが、"平成の怪物"は春夏連覇を果たした高校時代から凄かった。西武でも、いきなり16勝で最多勝利。以降に獲得したタイトルは数知れず、沢村賞にも選ばれている。メジャーに挑戦したレッドソックスの1、2年目も快速球が冴えわたった。故障後は痛々しいが、やはり投手はこの人だ。
全盛期の松坂大輔は、やはり怪物だった!
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