【自転車】TeamUKYOの次なる目標は「ジャパンカップ表彰台」 (3ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira
  • 高木秀彰●撮影 photo by Takagi Hideaki

「TOJで勝ったということは、次のステージに行かなきゃいけない、ということです。だとすると、そのターゲットは明確に、ジャパンカップで表彰台に上がること。TOJと熊野を連覇したオスカルをエースの第1候補としてスケジュール調整をする予定ですが、他の選手にもプライドやライバル心があるから、彼らの意思や考えも尊重し、ときには彼らに他のレースでエースを張ってもらう段取りも必要だろうし、チームを組織としてシステマチックに機能させるためには、そういった全体の調整をうまく進めることが、これからさらに重要になるでしょう」

 同時に、世界の舞台を究極的に目指す以上、アジアツアー内のポジションアップも視野には収めている。

「今はアジアツアーの4位だけど、来年にアジアの超級レースに出場できて好成績を収めればUCIポイントも今より大量に稼げるだろうし、それと平行してTOJと熊野、そして北海道や沖縄などでも、おさえておくべきレースはしっかりおさえ、さらに全日本選手権もチャンピオンを獲りに行くことができれば、アジアチャンピオンもかなり現実味を帯びて見えてくると思います。

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