【自転車】Jプロツアー個人首位・畑中勇介が語る「TeamUKYO」 (2ページ目)

  • 西村章●構成・文・写真 text & photo by Nishimura Akira

 また、日本国内のシリーズ戦・Jプロツアーは7月末から約1ヶ月の夏休み期間だったが、8月29日の第14戦・みやだ高原ヒルクライムと、翌日30日の第15戦・みやだクリテリウムから再開し、シーズン後半戦がスタートした。

 29日に開催されたヒルクライムは、TeamUKYOのオスカル・プジョルが優勝。30日のクリテリウムではシマノレーシングの入部正太朗が優勝を飾り、TeamUKYOの窪木一茂が2位に入った。畑中は個人部門でランキングトップの座を守り、ポイントリーダーのルビーレッドジャージを維持している。

 この時期、自転車ロードレースの本場欧州では、3大グランツールの掉尾(ちょうび)を飾るブエルタ・ア・エスパーニャがスペインを舞台に激しい戦いを繰り広げている。このブエルタを含むワールドツアーの各レースと、日本で開催されるJプロツアーでは、レースのありかたや考え方が多少異なっている。

 ワールドツアーの場合は、春や秋に開催される1日だけのクラシックレースや、3大グランツールをはじめとする数日間から数週間のステージレースなどが、年間のレースカレンダーに盛り込まれている。ワールドツアーチームや選手たちは、これらの各大会で優勝し、あるいは好成績を収めることを目的に、それぞれのレースに参戦する。

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