【自転車】Jプロツアー首位のTeamUKYO。アジアでは何位? (3ページ目)

  • 西村章●構成・文・写真 text & photo by Nishimura Akira

 先週の当コラム(「片山右京が痛感した『強い態度で臨む必要性』」参照)で片山が話していたとおり、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野の両UCIレースでポイントを獲得できなかったのは、彼らにとって大きな誤算だった。

 UCIアジアツアーに組み込まれているこれらのレースで上位に入賞すれば、国際自転車競技連合(UCI)の定めるポイントが与えられる。そして、その獲得UCIポイントの合計に応じて、選手個人やチームのアジアツアーランキングが変動する。

 UCIレースに積極的に参加し、シーズン内に可能なかぎり多くのポイントを獲得しようとするチームと、UCIのカレンダーに組み込まれない、たとえばJプロツアーのレースを中心に戦うチームとでは、前提となる条件が異なるため、一概に単純な比較はできない。ただ、それでもこれらのランキングや獲得ポイントは、アジアの中で選手やチームの実力がどのあたりにあるのかということを推し量る、ある程度の指標になる。

 現在、アジアツアーで日本勢最上位にいるチームは、4位のブリヂストン・アンカーだ。ちなみに、アジア総合首位はイランのピシュガマン・ジャイアント・チームで、2位は同じくイランのタブリーズ・ペトロケミカル・チーム、3位は南アフリカのMTN・クベカ、という順序である。日本勢の2番手は14位の愛三工業レーシングチームで、15位のマトリックス・パワータグが3番手、そして19位のTeamUKYOが4番手につけている。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る