宮司愛海アナのプロ野球キャンプレポート。
ふたりの注目投手を取材 (5ページ目)
PM2:00~3:00 個別練習
全体練習が終わると、コーチの指示などにより個別練習の時間が始まります。
野手は室内練習場へ移動しネットを使ってティーバッティングを行なったり、投手はボールを使わずタオルなどを使ってシャドーピッチングを行なったり、練習内容はさまざまです。
練習の終了時間も選手によってさまざまで、早ければ午後3時、遅いと4~5時ごろになります。
球団によって差はありますが、こういった流れで1日のキャンプ練習が行なわれています。
チーム全員が参加するとはいえ練習の方法、動き方は選手それぞれ。キャンプはシーズン開幕に向け、選手だけでなく取材者としても準備する期間でもあるのです。
さて、今回の取材でお話を伺ったヤクルト・奥川投手。実際に話している様子を見た印象は「決して多くは語らない、物静かで真面目な青年」でした。
返答一つひとつに現れる素直さと、時おり見せる柔らかい笑顔からは、あの甲子園のマウンドでの姿は想像できないほど。
右ひじ炎症の関係で、2軍・ノースロースタートとなったキャンプインですが、現状、炎症は治まりタオルを使ったシャドーピッチング~ネットスローは開始しているようです。
「久々に強く腕を触れて気持ち良かった」と話す表情は焦りを感じさせるものではなく、純粋な喜びが伝わるもので、安心しました。
もしかすると、この記事が公開される頃にはブルペン入りして投球練習を再開しているかもしれません。引き続きキャンプ中の奥川投手には注目していきたいと思います。
池山隆寛2軍監督が「ヤクルトだけでなく球界の星」と話すように、自身が目標に掲げる「投球のすべてで高いレベル」を発揮できる投手を目指し、注目度を味方につけて焦らず頑張ってほしいです。
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