宮司愛海×中村光宏のフィギュア話。四大陸で感じた日本女子選手の成長
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フジテレビの人気スポーツニュース番組『S-PARK』とweb Sportivaのコラボ企画として始まった宮司愛海アナの連載『Manami Memo』。今回は、番組で同じくメインキャスターを務める中村光宏アナと一緒に先日行なわれた「四大陸フィギュアスケート選手権 2020」について語ってもらいます。
『S-PARK』で見事な掛け合いを見せる宮司アナと中村アナ
宮司 今回は、2月上旬に韓国で行なわれた四大陸フィギュアスケート選手権の取材後記をお届けします。私はいつも中村先輩のことを『ミツさん』と呼んでいるので、今回もミツさんで進めていきたいと思います。ミツさん、よろしくお願いします。
中村 あれ? 前回の西岡(孝洋)さんとの対談を読んだけど、扱いが雑じゃない?(笑)
宮司 いやいや。あれはもう大先輩からお話を伺える貴重な機会でしたので。
中村 なんか、いつも僕への扱いが軽いんだよなぁ、宮司は。7歳も下なのに(笑)。
宮司 そんなことないですよ(笑)。それでは、さっそく始めますけど、ミツさんはフィギュアでは女子の実況を担当していますが、今回の四大陸選手権にはどんな感想を持っていますか?
中村 日本女子フィギュア界のターニングポイントになった大会だと思うよ。順位だけを見れば、紀平梨花選手が優勝、樋口新葉選手が4位、坂本花織選手が5位。だけど、この大会が契機になって、来季は日本女子選手のジャンプの高難度化が加速していくことになると思うな。
宮司 この大会では樋口選手がトリプルアクセルに、坂本選手が4回転トウループにチャレンジしました。ほかの日本選手たちも刺激を受けたでしょうね。
中村 間違いないよね。この大会では回避したけれど、紀平選手の4回転サルコウ、樋口選手のトリプルアクセルへの挑戦は事前に報道されていたよね。でも、そこに加えて、坂本選手が4回転トウループにチャレンジした。これには驚かされた。
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