2020東京五輪候補たちが走る。全日本大学駅伝の見どころ (3ページ目)

 そして、もうひとつの有力校が、今年の箱根駅伝で優勝した日体大です。別府健至監督によれば、「箱根で優勝したことで、今年も勝たなくてはいけないというプレッシャーが選手にある」と言います。日体大は10月の出雲駅伝では3位でしたが、この3位で選手たちは、「すごく悔しい。全日本ではもっと上に行きたい」と話していましたので、盛り返してくる可能性は十分あると思います。

 レースを考えれば、どのチームも先手を取りたいと考えているはずなので、各校が滑り出しの1区と2区に誰を起用してくるか注目です。

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita
 ところで、今回の取材で印象に残ったことは、選手たちのほとんどが「将来はフルマラソンをやって、2020年の東京五輪で走りたい」と話していたことです。もしかすると東京五輪で活躍するランナーの若き日の姿を、この全日本大学駅伝で目の当たりにしているのかもしれないと思うと、ワクワクしてきます。

 今年の4年生は大迫選手を筆頭に、設楽兄弟や窪田選手、日体大の服部翔大選手など、高校時代から強いライバルとして競り合ってきた選手が多数。競技を離れればすごく仲が良くて、一緒に食事に行くこともあるそうですが、そんな4年生同士の意地のぶつかり合いも、とても楽しみです。激しい競り合いが繰り広げられる中で、監督たちの表情がどう変化するかにも注目しながら、レポートしたいと思います!

11月3日 真の大学日本一を決める戦い!!
第45回全日本大学駅伝
テレビ朝日系列24局ネットで生中継 11月3日 朝7時~
詳しくはこちら>>
http://www.tv-asahi.co.jp/ekiden/

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