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世界水泳での飛躍なるか?
注目の「ゴールデンエイジ」の実力

 今回も、7月20日開幕の世界水泳バルセロナ2013に出場する注目選手を紹介したいと思います。2016年リオデジャネイロ五輪で主力になるであろう「ゴールデンエイジ」の選手たちです。

 そのひとりが、初出場のロンドン五輪で男子400m個人メドレーの銅メダルを獲得し、今年4月の日本選手権では史上初の5冠獲得と、進化を続けている18歳の萩野公介選手です。

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita 萩野選手には2011年シーズンから注目していましたが、個人メドレーにはもうひとり、萩野選手と同学年である瀬戸大也選手というライバルがいます。当時、まだ高校生だったふたりは、ずっとライバルでありながら仲のいい友だち。その関係性がとても興味深く、大会前から追いかけていたのです。

 萩野選手は小学生の頃、背泳ぎと個人メドレーなどで学童記録を出し、同世代ではほとんど負けたことがなかったエリートスイマー。それに対し、瀬戸選手は小学校時代まったく目立たない存在だったそうです。ところが、中学生になって萩野選手が初めて負けたのが瀬戸選手でした。そこから、ふたりの「ライバル物語」が始まったのです。

 2011年の世界水泳選考会では、残念ながら、萩野選手は直前にインフルエンザにかかったために欠場。また、瀬戸選手は400mで2位になったものの、派遣標準記録を突破できず世界水泳上海への出場はなりませんでした。

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