大学のゴルフ部で見た松山英樹選手の意外な一面

『webSportiva』をご覧の皆様、はじめまして。TBSアナウンサーの出水麻衣です。

この連載コラムでは、私が取材したアスリートの方々の魅力や競技の舞台裏、番組の取材現場でのエピソードなどを伝えていければと思いますので、これからよろしくお願いいたします。

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita 第1回は、ゴルフの松山英樹選手です。松山選手にインタビューしたのは、今年4月下旬、松山選手がプロ転向2戦目で優勝した「つるやオープン」大会前の月曜日、練習ラウンドのハーフを終えてからでした。

 その前の試合では、調子が悪くてショットが曲がってしまい、パットもいまひとつという状態の松山選手でしたが、その日も苦しんでいる様子で、首を捻りながらの練習ラウンドでした。

「どうですか今回は?」と聞いても、「ぜんぜんダメです」という答えが返ってきて、「今まではパットにすごく自信があったのに、今は自分がどのクラブに自信があるのかわからなくなってしまった」と言うほど。

 それなのに、大会が始まると「インタビューのときは調子がいいのを隠していたの!?」と思うくらい初日からいい位置につけて、最終日には逃げきって優勝!

「つるやオープン」で松山選手のショットを間近で見て、ヘッドスピードの速さはもちろんですが、アプローチでいとも簡単にカップに寄せていく技術に驚きました。私のような素人ゴルファーとはレベルが違い過ぎることはわかっているのですが、見ていると、私にもあんなショットが打てるような気分になってしまいました。

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