トライアスロンに挑む傳谷英里香。準備運動の大切さを知る
『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』
第2回●トレーニング前に行なうべき準備運動
(第1回はこちら>>)
傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、来年5月に開催されるホノルルトライアスロンでの完走を目標にトレーニングを開始! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第2回はスイム、バイク、ランの準備運動について教えてもらいます。
水着:エクサースーツミディアムカット、アクアフィットネス用セパレーツ(ミズノ)●スイム編-肩甲骨を動かしやすくする
中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)今回はトレーニング前の準備運動についてです。スイム、ラン、バイクそれぞれで、とくに注意して行なうべきポイントを押さえていきましょう。
傳谷英里香(以下:傳谷)よろしくお願いします!
中島コーチ スイムは肩まわりよく動かすのですが、大事なのは肩甲骨です。
傳谷 肩の関節だけじゃなくて、肩甲骨も重要なんですね。
中島コーチ 肩甲骨がどれくらい動くかでパフォーマンスが変わってきますから、肩甲骨の前、横、肩の部分を伸ばすようにしましょう。まずは前の部分から。体の正面を壁に向けて立ち、両手を伸ばして壁につけ、胸を床につけるように背中を反らしてください。左右に体を振れば、広い範囲を伸ばすことができますよ。
傳谷 何秒くらい行なえばいいですか?
中島コーチ このあとに行なうストレッチもそうですが、20秒から30秒くらい伸ばしましょう。十分に伸ばせたら次は脇です。横を向いて、壁と反対側の手を頭の上に持っていって壁につけます。この時に、ついつい目線が下に行きがちなので、上を向くよう意識してください。そうすると、より脇が伸びると思います。これを左右両方で行なってください。
傳谷 脇から腰のほうも伸びますね。
中島コーチ 最後の肩の部分は、壁から少し離れて背中を向き、両手を壁について肘を曲げてください。そこから一歩前に出て、胸を張ったままお尻を下げていきましょう。これも肘を絞ったり、体を上下させると伸びる部分が変わります。体を上下に動かす時には、ケガをしないようにゆっくりと動かしてくださいね。このストレッチを行なうと、スムーズに肩を動かすことができるようになりますよ。
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