スペインの目利きが見た、欧州遠征の
代表22名「誰が役に立つのか」
■中村航輔マリ戦の前半、相手アタッカーが抜け出した決定機をファインセーブしている。反射神経と読みのよさがある。ただ、前に出たのにボールに触れないなど、クロスに対する不安が見えた。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■川島永嗣ウクライナ戦後半に決定的なシュートを確実に防ぐなど、ポテンシャルの高さは見せた。しかし中村と同じように、クロスに対して出ていけず、出たときにはボールに触れない場面があった。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■宇賀神友弥マリ戦は代表デビュー戦だったようだが、攻撃に関しては何度かいい連係を見せていた。しかし守勢に回ったとき、混乱が出てしまった。PKを与えたプレーは不用意だったと言わざるをえない。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■酒井高徳先発したウクライナ戦では一発で勝負に出てしまうことが多く、ポジション取りも悪かった。イェウヘン・コノプリャンカにことごとく裏をとられ、失点の契機にもなっている。逆に「もうひとりの酒井」の存在感を感じさせる結果となった。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■長友佑都昨年は心配になるほど動きが悪かった時期があったが、プレーの判断や選択のよさは傑出している。技術的、体力的には落ちているものの、戦術的な選手としては欠かせない。ウクライナ戦でも穴を作らず、攻撃では、相手GKのセービングで防がれたが、決定的なクロスを送っていた。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■槙野智章マリ戦は大迫にいいパスをつけるなど、よさを出していた。昨年のブラジル戦に続き、ウクライナ戦もヘディングで得点を決めた。攻撃の際のヘディングは強い。ただ、全体にラインを下げてしまったのはマイナスポイント。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■昌子源マリ戦で先発。長いボールの質は高かった。技術的なミスはいくつもあったが、判断そのものは悪くはない。個人としては安定したディフェンスを見せた。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■植田直通ウクライナ戦で先発。失点シーンは後ろにボールを飛ばしてしまった。経験が乏しいのだろうが、後ろで守るというクセがついているようだ。ただ、ロングシュートは悪くなかったし、コーナーの守備ではいいクリアをしている。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■長谷部誠ミスはあったが、戦術的判断は優れている。マリ戦では宇佐美に決定的なパスを配球し、自らも持ち上がるなど、”次のプレー”が見えていた。布陣がどうであれ、本大会でも彼が日本の戦術軸になるだろう。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■山口蛍去年のベルギー戦では、アンカーとして自らのポジションを守って全体を機能させ、日本のベストプレーヤーのひとりだった。ところが今回、先発したウクライナ戦は不用意にインターセプトを狙う悪いクセが出ていた。軽率なスライディングを見せ、粘り強い守備ができず、チームを危機に陥らせていた。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■三竿健斗マリ戦、ウクライナ戦とも終盤に交代で出場した。試合がスクランブルになった状況では力を示したが、90分の中でどこまでやれるかがわからない。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■大島僚太マリ戦で先発するが前半途中で負傷交代。この選手については川崎フロンターレでのプレーも見ているが、センスは抜群だ。精度の高いミドルシュートを打ち、ゴールを脅かしている。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■森岡亮太マリ戦は相手の強いプレッシャーを受け、試合に入っていけなかった。持ち味のパスセンスのよさをほとんど出せなかった。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■柴崎岳ウクライナ戦ではプレースキックで得点をアシストするなど、テクニックレベルは高い。しかし、プレッシャーのかかる厳しい場面では相手を外せず、チームを牽引する存在にはなれなかった。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■宇佐美貴史フィニッシュに入る前の動きや技術はすばらしい。だが、シュートはどれも可能性は乏しかった。戦術理解力のせいなのか、もしくは連係の問題か、次第に流れから消えていった。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■久保裕也マリ戦では大迫とたびたびいいコンビネーションを見せていた。ゴール前に入っていくタイミングも悪くなかった。ただ、本田と比べると守備面で物足りないものがあった。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■本田圭佑大迫、長友との連係度が高く、チームとしてプレーが低速になりそうなところで、ギアを入れられた。守備では相手に裏を取られながらもうまく対応し、老獪さを見せている。戦術理解能力は秀逸だ。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■原口元気一時よりも調子は落としているが、ハリルジャパンでは攻守両面の軸。プレッシングではスイッチになるし、ボールを持ったらマークを外して持ち運べる。ウクライナ戦は左サイドで長友と連係し、優位を保った。PKを狙ったシミュレーションはマイナス材料だが。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■中島翔哉2試合とも終盤戦で日本の猛攻を担っていた。キックの技術があり、プレースキックやシュートは高い水準にある。ウクライナ戦で久保に合わせたように、逆サイドを見るセンスは目を見張った。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■大迫勇也マリ戦ではポストワークでいつものように”らしさ”を見せた。連係度の高いFWだ。しかし、ゴールに入るところでは一歩遅れる場面が目立った。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■杉本健勇ウクライナ戦ではラインが間延びし、有効なボールが入るシーンが少なかった。前線でいい動きもしていたが、インパクトは残せなかった。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 ■小林悠ウクライナ戦では、カウンターから左タッチラインのボールを巡る勝負で勝ち、決定機と思われたが……。ポストワークで強さや巧さを見せ、酒井高、中島にチャンスボールを落とすなど、少ない残り時間でチャンスをお膳立てしている。photo by Fujita Masato記事を読む>スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」