ガールズグランプリ2025を「獲りたい」と語る梅川風子 「非常にモチベーションになった」ものも明かす (2ページ目)
驚異的な勝率を誇る梅川 photo by Takahashi Manabuこの記事に関連する写真を見る
ガールズグランプリの意味
――ガールズケイリンでは1年間休みなくレースが続きます。今シーズンと昨年までとを比較して、走りや意識で変化を感じた、あるいは変えたことはありますか。
トレーニングメニューを自分で考えなければいけないですし、あとは自分自身をコーチングしていかなきゃいけないことに意識を向けていくのが1番の変化だったかなと思います。なので、そこは自分の中ですごく楽しめましたね。
もちろん難しい部分でもあってまだ試行錯誤を続けていますが、自分自身のコンディションも、そして一緒にトレーニングをしてくれる人のコンディションも考えながら取り組むというのも、去年まではなかったことですね。
――取り組みに難しさと面白さも感じているということですが、ではその自分自身をコーチングするコーチとして、今の梅川選手をどう分析されていますか。
やっぱりナショナルチームレベルのクオリティを求めるのは非常に難しいなというのは、自分自身を監督しながらすごく思います。ただ、その分ワークライフバランスじゃないですけど、生活とのバランスを取ってトレーニングができていますね。
シンプルに「競輪を楽しみたいな」という気持ちもあって、もちろん走る時はお客さんの車券を背負っているので真剣に取り組んでいますが、トレーニングや気持ちの持ち方などはナショナルチームの時とはまた全然違っていて、これがある意味で競輪選手の醍醐味なんじゃないかなとも思っています。
――そんな新たな気持ちで臨む今年のガールズグランプリですが、梅川選手にとってガールズグランプリとはどのような存在ですか。
たまに聞かれるんですけど、これは多分、獲った人にしか分からないんだろうなと思うんです。なのでまだ獲ったことのない私はグランプリがどういうものなのかを知れていなくて、だからこそ知ってみたい。そういう感じの大会ですね。
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