盛り上がりを見せた新しい陸上イベント「On Track Nights: MDC」 当事者ふたりが語る裏話と今後への期待 (6ページ目)
今後への夢を膨らませた大会
――On Track Nights: MDCをとおして感じたことがあれば教えてください。
クリストファー 今年、ここまでのイベントができたことで、また来年も出たい、来たいと思ってくださる方がたくさんいるんじゃないかと思っています。今回はランニングを楽しんでいる人たちと、日本記録を本気で狙っているようなトップアスリートたちが揃っていて、そのギャップがすごく面白かったと思っています。そのギャップが広がれば広がるほど、面白いものができるんじゃないかと思っていて、来年に向けて今いろんな想像が膨らんでいるところです。
横田 まず自分たちがやりたいことは形にできたと思っています。今回よかったのは、ほとんど陸上に触れてこなかった人が来てくれて、ポジティブなコメントをしてくれたことです。それはOnさんの力でだと思っています。TWOLAPS側としては、地域のファン・コミュニティをもっと広げていく必要があると思っているので、地域の企業などをもっと巻き込んで、少しずつ広げていきたいです。
――クリストファーさんにお伺いします。スイスのスポーツブランド「On」として、どんな未来を描いていますか。
クリストファー Onは特にランニングに根ざして展開してきたブランドで、少しずつ人気も出てきて、たくさんの方々に知ってもらえる存在になりました。「動くことを通じて人の心に火を灯すこと。」をミッションにしていますが、それが本当に現実になってきたなと感じています。ランニングすることのすばらしさを提案していくことで、その人の人生をより豊かにできるようなブランドになっていけたらいいなと思っています。我々が世の中に送り届けているプロダクト、スイスエンジニアリングという最高峰の技術で作るシューズで、楽しく走る社会になることを、今後も目指していきたいと考えています。
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