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盛り上がりを見せた新しい陸上イベント「On Track Nights: MDC」 当事者ふたりが語る裏話と今後への期待 (2ページ目)

  • text by Sportiva

――Onは2023年にまずは海外でOn Track Nightsを開催しています。その経緯と日本でのスタートの理由を教えてください。

クリストファー 2023年5月にロンドンで第1弾をスタートさせて、そこからオーストリア・ウイーン、フランス・パリ、アメリカ・ロサンゼルス、オーストラリア・メルボルンの計5都市で開催しました。当初はアジアでの開催がなかったんです。そのタイミングでMDCを作り上げていた横田真人さんとの出会いがありました。陸上が盛んな日本でOnがどう陸上に関われるかということを考えた時に、アスリートの目線を持つ横田さん、そしてMDCと一緒にやることで、オーディエンスの枠も広がるはずだし、Onの可能性も広げられると思い、こうして今年On Track Nights: MDCを開催することができました。

――TWOLAPSとしては、共催のメリットをどう感じ、どんな可能性があると考えましたか。

横田 初めてOnを訪れた時に、TWOLAPSと似た雰囲気を感じたんです。チャレンジしてみようというカルチャーがあって、リーチ数やメダル数などの具体的な数値ではなく人と人とのつながりを大事にしていました。Onはスポーツが本来持っている、目に見えない価値をきちんとブランドの根幹に置いていることを、最初から感じることができました。

 こういうブランドと何かやったら、同じ目線で一緒にものを作っていけるんじゃないかと思いました。自分がやりたい大会をOnとだったらできるし、それが叶わなかったら、もうどこのブランドともできないと思ったんですよ。それくらい、運命的なものを感じて、「一緒にやらせてください」とこちら側からお願いしました。

クリストファー Onのチームメンバーはみんな、もはや横田さんはOnの人だと思っています(笑)。陸上の景色を変えてきた人が、Onの近くにいてくれるというのが、まず大きな意味を持っていて、すごく学ぶことが多いです。僕は勝手に守護神だと思っています。

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