古田敦也、上原浩治が野球アニメ『忘却バッテリー』に夢中 「スタリッシュでカッコいい」「ギャグにハマってます」 (5ページ目)
リアリティがあってフォームがきれい
上原 野球シーンの描写についてですが、リアリティがすごいですよね。
古田 みんなスタイリッシュじゃないですか。それにバッティングフォームがすごくきれい。あれはどこで調べて、誰をモチーフにしているのかな。みかわ絵子先生も最初から描けたわけじゃないと思うんですよ。誰かのバッティングフォームを見て、これはいい打ち方だと思ったはずなんですよ。
上原 投球フォームもそうですよね。誰をモデルにしたのかな。マウンド上でのピッチャーの圧もちゃんと描いていますからね。現役中にそういう圧のあるピッチャーはいましたか。
古田 圧というよりは、子どもの頃に見ていた選手と対戦する時は感じるものがありましたね。たとえば、中日の小松辰雄さん。すごいボールを投げるというイメージがありましたから、打席に立った時に「わー、小松や」と「オールスター見てたわ」と思いながら立っていました。
上原 僕はバッターの圧を感じることは結構ありましたね。現役の頃だったら、金本知憲(広島・阪神)とか。打たれているバッターにはすごく圧を感じましたね。
古田 でもペタジーニ(ヤクルトなど)は楽勝だったんでしょ。
上原 1年目は大丈夫だったんですけど、だんだん打たれるようになって、ちょっと嫌になってきましたね(笑)。
大谷翔平くらいしかいない
上原 この『忘却バッテリー』はどんな人に見てほしいですか。
古田 僕らが知っているような野球アニメよりも、かなりオシャレで、スタイリッシュで、カッコよくて。僕も長いこと野球界にいますけど、こんな8頭身は大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)くらいしかいません(笑)。
上原 全員8頭身ですね。それから髪の毛も自由ですからね。
古田 それでいて、野球に対して熱くて、技術も高い。そして『忘却バッテリー』という謎めいた名前。話の展開は面白く進んでいくので、この先どうなるのかすごく楽しみですね。
プロ野球選手と比較しながら語る上原浩治氏 photo by Hirose Hisaya
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