JRA競馬学校騎手課程生徒募集！ 「追いつくなんて不可能」から若手期待の騎手に成長した３人が当時を振り返る (3ページ目)
騎手募集は６月から
原騎手、古川騎手、永島騎手が学んだJRA競馬学校は、前述のとおり中央競馬の騎手を養成する機関で、約３年間、千葉県白井市にある競馬学校や茨城県の美浦トレーニング・センターまたは滋賀県の栗東トレーニング・センター内などの寮で生活しながら騎手になるための各種指導を受ける。
主な応募資格は入学時の年齢が15歳以上20歳未満で、年齢に応じて46.0～49.0キログラムの体重制限がある。原騎手、古川騎手のように乗馬未経験でも受験でき、適性が認められれば十分合格は可能だ。
入学試験は８月中旬に実施する。１次試験では、身体検査、運動機能検査、学科試験、面接などを行なう。９月下旬に実施する２次試験は３泊４日の合宿形式で、騎乗や厩舎作業も行なう。
入学後は、約１年半の「基礎課程」を終えたのち、トレーニング・センターでの実践的な騎乗や模擬レース等の「実践課程」を約１年半行ない、騎手免許試験合格を目指す。
競馬学校での基本的な１日のスケジュールは、朝５時に起床し、５時30分より厩舎作業。朝食後の７時30分より騎乗訓練などを実施して昼食。午後は学科を行ない、15時30分から再び厩舎作業を実施。17時の点呼を終えると補習や自主トレーニング等をし、18時に夕食。自由時間を経て22時に消灯となる。
JRA競馬学校では本番さながらの模擬レースも実施
バランス感覚を養うトレーニングやフィジカルトレーニングも行なう 入学時期は毎年４月で、2025年４月入学の募集は６月10日から願書受付が開始される。また中央競馬の厩務員（きゅうむいん）となるための「厩務員課程」も年２回募集している。こちらは６カ月間の短期集中型の教育カリキュラムとなる。
騎手課程、厩務員課程の募集についての詳細は以下サイトより確認できる。
3 / 3
