中村俊輔が自ら学び考えた小学生時代の練習法と仲間との思い出。親は「手を掛けないで目を掛ける」ことが重要 (4ページ目)

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  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

――中村さんは、長きにわたるサッカー人生で多くのことを経験されてきました。そのなかで、サッカーを通して学べること、育める精神には、どのようなものがあると感じましたか。

 サッカーはチームスポーツなので、自分ひとりではどうにもなりません。自分のプレーが思うようにいかなかった時に、周りのみんなに助けてもらえれば、自分のプレーがよくなったりします。「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」という言葉もありますが、誰かが苦しんでいれば、みんなで助ければいいし、逆にひとりでチームを助けることもできる。こうしたことをサッカーから自然に学ぶことができます。それがまさに助け合いの精神であり、チャリティの精神にも通じるのではないかと思います。

【Profile】
中村俊輔(なかむら・しゅんすけ)
1978年6月24日生まれ。神奈川県横浜市出身。深園FCから横浜マリノス・ジュニアユースへ加入。桐光学園高校のサッカー部で活躍し97年に横浜マリノス入り。その後レッジーナ(イタリア)、セルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)と欧州で活躍し、2010年に横浜F・マリノスに戻ってプレー。17年からジュビロ磐田、19年からは横浜FCでプレー。日本代表国際Aマッチ98試合出場24得点。2022年シーズンをもって現役を引退した。

中村俊輔さんがサッカー少年・少女たちにエール!
日本サッカー界のレジェンド 中村俊輔さんが、12月26日から開幕する「JFA第46回U-12サッカー選手権大会」に出場するサッカー少年・少女たちに応援メッセージを寄せてくれました。

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