日本vsオールブラックス戦でプレミアムな観戦体験。感動倍増のホスピタリティパッケージとは
ファン同士の交流も図れるJTBホスピタリティパッケージ 6万5188人と国内のラグビー日本代表戦で最多入場者数を記録し、さらに新国立競技場の最多入場者数も更新した、10月29日の日本代表vsニュージーランド代表戦。スタジアムは人で埋め尽くされ、桜のジャージを着たラグビーファンの熱気に包まれていた。
対戦相手が世界最高峰のチームというだけあって、試合開催の発表時から大きな注目を集めていたこのオールブラックス戦。チケット争奪戦のような状況になり、多くのファンが現地観戦を断念した一方で、このプレミアムな一戦を、優雅に観戦していた人たちがいた。それがJTBホスピタリティパッケージに参加したファンたちだ。
これは観戦チケットに専用ラウンジの使用を組み合わせたパッケージで、価格は大人1名税込4万3000円。567枚用意されたチケットは約2週間で売り切れたという。
参加者は、試合開始約3時間前からメインスタンド中央にある専用のエントランスから入場でき、イスやテーブルなどが用意された広々としたラウンジを使用できる。このエリアでは、ニュージーランド産ワインやビール、ソフトドリンクが飲み放題。さらにスナック類も用意されていた。
500名を超えるファンが開放感のある大型の専用ラウンジでくつろいだ ラウンジ内には選手の等身大パネルと記念撮影ができるフォトスポットや、ラグビーワールドカップ2023プロモーションブース、JTB旅行券3万円分などが当たるルーレットチャレンジの抽選ブースがあるなど、参加者はキックオフまで楽しい時間を過ごしていた。
都内在住の29歳の男性は「こんなエリアがあるとは知らず、すごくテンションが上がっている」と興奮を隠しきれない様子で、「ニュージーランド産ワインがフリードリンクになっているのがうれしい。また来たいと思う」と満足げに話していた。また千葉から来た50代の夫婦は「とても充実しているので、価格には納得です。こんな雰囲気のなかで、夢みたいな試合を見られるので最高」と喜び言葉を口にした。
(左上)専用のエントランスで係員が丁寧に対応。(右上)開催記念シートクッションなどが参加者全員に配られた。(左下)ラグビーワールドカップ2023プロモーションブース。(右下)参加者に振舞われたニュージーランド産ワイン ラウンジから観戦エリアへは歩いて十数秒。クッション付の特別なシートなので、終了のホイッスルまで快適に観戦できる。またハーフタイムでも専用ラウンジは使用でき、ドリンクやフードも観戦エリアに持ち込み可能だ。ラウンジ使用者のためのレストルームもあるため、混雑を避けることもできる。
欧米で主流となっているこのホスピタリティパッケージは、快適な試合観戦体験だけでなく、ファンとの交流、ビジネスでの使用など、さまざまなシーンで活用されている。今後、このような観戦スタイルが、日本でも広がりを見せていくのではないだろうか。