欧米の学会でも話題に!ドクターたちも困ってる「ちょい漏れ問題」 (4ページ目)

  • 浦上泰栄●文 text by Uragami Yasue 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

    

――尿漏れ対策シートが社会の窓を塞ぐのですね?

髙橋 ええ、それ以降は、中央の窓から少しズラして貼るようにしました。右に寄せて貼るか、左に寄せて貼るかで、その男性が右利きか左利きかがわかりますね(笑)。

――"着けている感"が低すぎると、はがすのをうっかり忘れて、パンツと一緒にそのまま洗濯機に入れてしまい、妻に怒られる、なんて事件?!が起こりそうな......。

髙橋 飲み屋の名刺をワイシャツの胸ポケットに入れたまま洗濯に出しちゃうのもまずいけど、そちらも問題ですね(笑)。尿漏れ対策シートと聞くと、世の男性たちは「この世の終わりだ~」みたいな気持ちになるかもしれません。でも、ものは考えようで、こういう便利なグッズをうまく使って、老いることを恐れずのびのびと暮らしたほうが人生楽しいですよ。

自分のためにも、家族のためにも座って用を足しましょう自分のためにも、家族のためにも座って用を足しましょう
――妻や娘に知られるのが恥ずかしい、尿のあと漏れを周囲の女性たちに理解してもらうにはどうしたらいいか?と悩む40代、50代がいます。そうでなくても肩身が狭いパパが多いと思います。

髙橋 そうだなあ、いまや‟絶滅危惧種"と呼ばれる、「家のトレイで立小便をする夫」を卒業してみてはどうでしょうか。立ち小便をすれば尿の飛沫があちこちに飛んで壁や床が汚れ、一体、掃除は誰がするんだ!!と怒られるし、パンツの洗濯もイヤがられます。一方、便座に腰かける「座りション」派はトイレを汚さないし、尿のちょい漏れも予防できるので、パンツをキレイな状態に保てる=夫婦円満でいられますから。

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