貧乏生活から「テラハ」出演のシンデレラストーリー「うわ、私って小さい!」田辺莉咲子はコンプレックスを原動力に変えた (2ページ目)
【あの子は小さいから...負けん気に火をつけた言葉】
今は笑顔で話す田辺さんだが、スポーツを始めた幼少期から身長が小さい自分へのコンプレックスをずっと抱えて生きてきたという。
子どもの頃から11年間。バトントワリングに打ち込んだ 写真/本人提供この記事に関連する写真を見る
「小学2年生の頃に空手とバトントワリングを始めたんです。空手では同い年の子に軽く突かれただけで倒れてしまって。何度やってもコロンと転がってしまう。子どもながらにどうしようもない体格のハンデを感じました。
バトントワリングは金属の棒をくるくる回したり、空中に放り投げて受けとったりする競技です。上手な子は飛び級で先輩と一緒のチームに入れるんですよ。でも私は、『莉咲子ちゃんは小さいから、年上のチームに入ったら全体のバランスが崩れる』みたいなことを言われて......。
それなら、背が低くても関係ないセンターを取ってやろうと頑張りました。勉強ができないことはなんとも思わなかったけど(笑)、自分の身体を使ってできないことは心底悔しかったですね」
持ち前の負けん気でバトントワリングを11年間続け、さまざまな大会で優勝する輝かしい成績を残してきた。
バトントワリングの経験を活かし現在は棒術に取り組むこの記事に関連する写真を見る
2 / 4