「嘘なんじゃないか」と菜波が驚いた番組のバスケットボールサポーター就任。日本代表取材時の裏話などを語った (2ページ目)

  • 永塚和志●取材・構成 text by Kaz Nagatsuka
  • 猪岐沙矢佳●撮影 photo by Inomata Sayaka

プレーヤーだったからこその視点

―― サポーターに就任されて、代表も含め、バスケ取材はどれくらい行かれているんですか?

菜波 8月に仙台で行なわれた日本男子代表とイランの強化試合と、沖縄で日本対カザフスタンのワールドカップ・アジア地区予選の試合に行きました。その時に行った沖縄アリーナは、来年のワールドカップも開催される場所で、すばらしいアリーナだと聞いていたので、テンションが上がりましたね。コート上に大きなビジョンが吊り下がっていて、アリーナグルメもすばらしくて、NBAのアリーナのようでした。バスケでこんな会場ができたんだと思うと、本当にうれしかったです。
仙台もコートとの距離が近くて、臨場感があって、こちらも楽しめました。やっぱり会場によっていろいろな良さがあるので、みなさんにもぜひ、生で見ていただきたいです。

―― 取材はうまく行きましたか?

菜波 仙台が取材の「デビュー戦」だったのですが、もう記憶がなくなるくらい緊張しました。取材の内容としては、試合そのものというよりは、選手に注目して「この選手のこういうプレーがすごかった」とか「こういう仕草をしていました」というところに注目して見ていたのもあって、いつもならちゃんと見られているはずの試合の内容を頭に入れるのに少し苦労しました。

―― 菜波さんはご自身でプレーされていたので、その経験を取材でも活かせますね。

菜波 そうですね。たとえばディフェンスのところとか、細かいところがすごく気になりますし、自分の選手としての経験も役立てていきたいです。ただ、テレビを見ている方でバスケをよく知らない方も多いと思うので、そういう方々にもちゃんとわかるように、興味を持ってもらえるように話さないといけないなとも思います。だからマニアックになりすぎず、でも私なりの視点も交えながらやっていきたいです。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る