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岡副麻希は見た。スーパーGTの監督たちの強烈なキャラクターと涙 (2ページ目)

  • 川原田剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

スーパーGTの舞台裏を語る岡副さんスーパーGTの舞台裏を語る岡副さん また、GT300クラスもGT500クラスに負けないぐらいの大激戦でした。K2 R&D LEON RACINGのメルセデスAMG、埼玉トヨペットGreen Braveのスープラ、GAINERのニッサンGT-R、R&D SPORTのスバルBRZなどが、毎戦、コース上だけでなく、多彩なピット戦術を駆使しながらバトルを演じていました。

 最終的には藤波清斗選手とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手のコンビがKONDO RACINGに初のタイトルをもたらしました。近藤真彦監督が率いるチームの結束力は強かったですし、ピットの雰囲気はポジティブで明るかったです。

 藤波選手はいつも元気で、私がピットの前を歩いていると「インタビュー、いつでもいけますよ」と声をかけてくれるんです(笑)。経験豊富なオリベイラ選手はシーズン前半戦はやや精彩を欠いていましたが、尻上がりに調子を上げました。さすがでしたね。

 近藤監督のインタビューの受け答えも印象的でした。レース中に自分のチームが抜かれても、抜いた相手チームのことを必ず褒めるんです。ジェントルマンでしたね。

 ジェントルマンといえば、NISMOの鈴木豊監督も負けていません。勝っても負けても、取材時の口調はいつもソフトです。そしてインタビューが終わると、「今日も取材していただき、ありがとうございました」と挨拶してくれます。毎回こちらが恐縮するほどの丁寧さで、本当に紳士的でした。

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