上坂すみれが主演アニメを通じて体感。スポーツクライミングの奥深さ (3ページ目)
――それだけ多くの人がスポーツクライミングに夢中になっている理由は、どういったところにあると思いましたか?
上坂 私のような初心者でも楽しいし、オリンピックの競技になるくらいの奥の深さもある。しかも、カラダが大きければ、力が強ければ有利というわけでもないじゃない。頭の回転の早さとか、あと一歩を踏み出す勇気とかも必要だったりする。そういう複合的な面白さがありますよね。
それにビジュアル的にもキャッチーですよね。すぐに思いました。「これは女子が好きなやつだ!」って(笑)。カラフルなホールドがいっぱいあって、外から見ても明るい雰囲気がある。仕事帰りに気軽に達成感を味わえるし、女性に流行っているのも納得しました。
私はスポーツ全般をほとんど経験しない青春だったんですけど、それこそ部活でクライミングをやっていたら、好みたいにハマっていたかもしれないですね。
――「スポーツをやっておけば良かった」と思ったことはあるんでしょうか?
上坂 声優は文系の仕事だと思っていたんですけど、実際になってみたら全然違っていて、めちゃくちゃ体力が必要なんですよ。「声を出すって全身運動なんだ」「こんなに疲れるなんて知らなかった」って思いました。アフレコ以外に歌やダンスもありますし。だから最初の頃は「運動しておけばよかった」と思いました。
それから毎日元気でいる体力も大切ですよね。アフレコはみんなでするものだから、私がお休みしたら他の皆さんにご迷惑をかけることになってしまいます。それで数年前からボクササイズやホットヨガを始めました。特に来年はライブを、今年できなかった分、一生懸命やっていきたいと思っています。だから年末年始にカラダがなまってしまわないように気をつけたいですね。
――それこそ今年はあまり外に出られない1年でしたから、体力づくりに励まないと。
上坂 本当そうですよね。『いわかける!』のみんなのような運動は無理ですけど、文系なりに自分のできる範囲で体力をつけていきたいです(笑)。
(ヘアメイク/北川 恵)
●上坂すみれ
1991年12月19日生まれ 神奈川県出身 血液型=O型
〇2012年1月に本格的に声優デビュー。同年に初レギュラー作品となるTVアニメ『パパのいうことを聞きなさい』でヒロインを務めて以降、多くの作品に出演。代表作に『スター☆トゥインクルプリキュア』(ユニ/キュアコスモ)、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(アナスタシア)など。今後も多くの待機作が控えている。また、2013年放送のTVアニメ「波打際のむろみさん」で主題歌を担当して以降、アーティストとしても活躍している。
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