競泳の日本選手権で輝くのは誰か。
松田丈志が見どころをズバッと解説 (4ページ目)
男子自由形短距離の中村克己にも日本記録更新の期待がかかる。同世代の米川琢コーチと豊富なディスカッションをもとに独自のトレーニングを考案し、自分自身を追い込んでいる。トレーニングは苦しいものだが、自ら工夫したトレーニングで自分が向上していくのを楽しんでいるようにも見える。きららカップでも好タイムを出しており、状態がいいのは折り紙つきだ。
課題は狙った大会で好タイムを出すこと。オリンピックも世界選手権も一発勝負だ。狙った大会で記録を出してこそ本物だ。今大会、そして世界選手権と狙った大会でベストパフォーマンスを見せてほしい。
その他にも注目レースが沢山ある。来年に迫った東京五輪に向け、若手の選手は何としても五輪前に世界の舞台を経験しておきたいところだ。ニューフェイスの誕生にも期待したい。
平成最後の日本選手権、そしていくつもの名場面を生んできた辰巳国際水泳場でも最後の日本選手権となる。みなさんも、ぜひ会場に応援に来て欲しい。
私も毎日会場に足を運び、選手の頑張りをレポートしたいと思う。
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