競泳の日本選手権で輝くのは誰か。
松田丈志が見どころをズバッと解説
4月2日、競泳の日本選手権が開幕する。
今大会は7月の世界選手権の代表選考会を兼ねている。
昨年の日本選手権でも活躍し、笑顔を見せていた大橋悠依
決勝で派遣標準記録を突破し2位以内に入れば代表に決定する、いつも通りの一発選考だ。しかし今大会で派遣標準記録突破者が出ず、代表選手が決まらなかった種目に関しては、5月末のジャパンオープンで追加選考を行なう。これはあくまで今大会で代表選手が決まらなかった種目だけの選考なので、日本選手権は今年国内では最も大切な大会だ。
これまでオリンピック前年の世界選手権ではジャパンオープンでの追加選考は行なわれていなかった。日本水泳連盟は自国開催の東京五輪に向けて競泳種目は全種目エントリーを目指しており、五輪前最後の世界選手権となる今夏の大会に少しでも多くの選手を送り込み、世界の舞台を経験させたいとの思いが感じられる。
オリンピック前年の世界選手権はとても重要になる。
「仮想五輪」と言ってもいいと思う。
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