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【箱根駅伝2026】「危機感しかない」創価大・榎木和貴監督、有力高校生が入学する来季は「根性の部分も鍛えていかないと...」 (2ページ目)

  • 佐藤俊●取材・文 text by Sato Shun

【シードを守るような走りになってしまった】

 8区の衣川勇太(1年)が区間11位で踏ん張るも、9区の榎木凜太朗(2年)が区間18位、アンカーの齊藤大空(3年)が区間17位に沈み、8位から順位を押し上げられなかった。

「小池で追い上げモードをつくれたはずなのですが、石丸が出水中央高の後輩(玉目陸・順大2年)と併走することになり、完全にオーバーペースで入ってしまった。自分のペースで21kmを走るという事前の計画が崩れてしまいました。あそこまでオーバーペースでいくと、もう修正のしようがなく、結果的にブレーキになって往路の4区と同じように流れを切ってしまったのが痛かったですね」

 今シーズンの創価大は、出雲駅伝にベストメンバーの6人が出走し、史上最高の3位になった。ミスなく走れば上位校とも互角に戦えることを証明し、自信にもなった。だが、全日本大学駅伝では流れを取り戻した矢先の6区でミスが生じて7位。今回も同じことが起きた。

「ウチはミスが出たら難しくなります。そこは選手ももっと意識すべきところですね。走り自体についても、青学大をはじめ上位チームは区間記録にチャレンジするようなアグレッシブな走りをしています。自分たちはそこに全然絡めていません。(上位を狙うというよりは)シードを守るような走りになってしまい、まだまだだなと思いました」

 今回の箱根駅伝は、強豪校の選手たちのアグレッシブな走りが全体のレベルを引き上げ、区間記録が続出した。5区の黒田朝日(青学大)は驚異的なタイムをたたき出した。ほかにも区間新が1区、2区、8区、10区で生まれ、高速化が進んだ。

「これは大変なことです。往路は(1km)2分50秒ペースで、復路は255秒から3分切りを目安に準備させてきました。でも、甘かったですね。それじゃ、まったく戦えなかった。次から復路は、最低でも2分55秒を切る準備をしていかないといけない。

 今いる選手だけでそれを実現していくのは大変ですが、次のシーズンからは有力な1年生が入ってきますし、小池たちが最上級生になります。うまく融合させて、各区間で区間記録を狙うくらいのチームづくりをしていかないと、優勝はもちろん、3位以内にも届かないでしょう。そういう意味では、練習や年間スケジュールなども見直すところに来ているのかなと思います」

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