いきなり「史上最強」ヴィンセント超えの衝撃! 東京国際大・驚異の新留学生は箱根駅伝で活躍できるのか (3ページ目)
●1年目から活躍の期待大
それでは、リチャードのロードの適性はどうなのか。
指導する中村勇太コーチによると、昨年の夏に来日していた際には、昨年の北海道マラソンで優勝したルカ・ムセンビの練習パートナーとして、菅平高原で30km走などの練習をこなしていたという。さらには、冬の駅伝シーズンにも日本を訪れ、日本の寒さも体験済みだ。
ちなみに、先輩のヴィンセントは、大学1年目には、ジョギングでも20km以上の距離を走る練習を一度もやったことがなかった。初めて20km超の距離を走ったのが箱根駅伝予選会で、その次があの衝撃の箱根駅伝3区だった。
ということは、駅伝でも1年目から活躍を期待していいのではないだろうか。
もちろんその前に厳しい予選会を勝ち上がらなければならないが、第100回箱根駅伝では、ヴィンセントを超える"史上最強の留学生"の活躍が見られるかもしれない。
著者プロフィール
和田悟志 (わだ・さとし)
1980年生まれ、福島県出身。大学在学中から箱根駅伝のテレビ中継に選手情報というポジションで携わる。その後、出版社勤務を経てフリーランスに。陸上競技やDoスポーツとしてのランニングを中心に取材・執筆をしている。
フォトギャラリーを見る
3 / 3