才色兼備のハードラー田中佑美は自分の殻を破る「パリ五輪を見据えて」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by FUJITSU SPORTS

――インターバルを速くすれば記録はよくなるということですよね。ではレース全体で意識していることはありますか。

 レースの流れによって違いますが、いい感じで前半を入れてトップスピードに入り切れた時には、できるだけブレーキをかけないことです。スピードが速いと踏み切りのタイミングでハードルが怖いと思ってしまって、無意識にブレーキをかけたり、踏み切った後に体が横に開いてしまったりするので、トップスピードが出た際には絶対にそうしないというのは意識している点です。

――改めて100mハードルの魅力はどんなところですか。

 見てくださる方にとっては、迫力がある競技だと思いますし、やっている側にとっては、ハードルを飛び越えるたびにスピード感が増していくのをより一層実感できるところが魅力です。技術的な要素も持ち合わせているので、速くなるためにいろいろと工夫ができるのも面白いところです。

「甘いものが大好き」という田中佑美 ©FUJITSU SPORTS「甘いものが大好き」という田中佑美 ©FUJITSU SPORTSこの記事に関連する写真を見る

――プライベートについてもお聞きしたいのですが、普段リラックスするためにどんなことをしていますか。

 よく寝ますね。私は寝たらすべてを忘れてしまうタイプで、嫌だなと思うことも時間が経ったら本当に忘れるんですね。物忘れもすごく激しいタイプで、ちょっと前まで考えたことを忘れますし、携帯も1日に3回は見失います(苦笑)。絶対にある範囲はわかっているので、「どこに置いたっけ?」と家の中を探し回っています。

――オフの日はどんなことをしていますか。

 大学4年間、ずっと自炊をしてきたので、作り置き惣菜を作ったりとか、スーパーにご飯の材料を買いに行ったりとかはよくしています。料理は義務であり、趣味であるという感じです。冷蔵庫の中身でどうにか食べられるものを作るのは得意です。

――頑張った後の自分へのご褒美はありますか。

 シーズンが終わったらもう気分はパーティーなので、甘いものを食べまくります!

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