2020.12.28

順天堂大、箱根駅伝はロケットスタートか。スーパールーキー2人に注目

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News

 箱根駅伝予選会を歴代最高タイムの10時間23分34秒でトップ通過。順天堂大の強さに驚かされた。

 タイムに関しては、例年と異なるフラットコースで、気象条件にも恵まれた部分が非常に大きい。しかし、チーム10番目の選手が個人39位でフィニッシュし、同12番目も個人75位に入った。これは2位通過の中央大(チーム10番目が個人73位、同12番目が個人179位)を大きく上回る。上位10人の合計タイムも中大を2分39秒も上回ったのだ。

 過去の予選会でいうと、前々回をトップ通過した駒澤大に似ている。当時の駒澤大はチーム10番目が個人29位、同12番目は個人60位だった。この時の駒澤大は、本戦で4位に食い込んでいる。

全日本大学駅伝の1区で区間賞を獲得した三浦龍司 チームエントリーが行なわれた12月10日の監督会見で、長門俊介駅伝監督は「3、4年生の上級生が多くエントリーされました。これまでの取り組み、努力、成果が現れたのではないかなと思っています。1、2年生が元気なので、そのフレッシュさと、努力を積み重ねてきた上級生が融合した全員駅伝で挑戦していきたい」と話していた。

 10000m28分台はチーム内に12人。前回4区を担った野口雄大(4年)が登録から外れたが、エントリー上位10人の平均タイムは6位(28分51秒10)につけている。チーム構成は4年生4人、3年生7人、2年生3人、1年生2人。その上で長門監督は、「1、2年生が面白い。彼らが活躍してくれれば、チームの勢いがついてくるのかなと思っています」と、キーマンとして下級生を挙げた。

 前回の箱根駅伝は1区で18位と大きく出遅れ、一度もシード圏内に入ることなく総合14位に終わった。しかし、今回は最強の"切り込み隊長"が登場する。スーパールーキーとして注目を浴びている三浦龍司だ。