箱根駅伝・全チームの戦力分析【シード校編】3強以外にも勝機あり! (9ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato

ユニバーシアードで金メダルを獲得した3年の片西景 photo by AFLO SPORTユニバーシアードで金メダルを獲得した3年の片西景 photo by AFLO SPORT駒澤大学

ユニバーシアード金・銀コンビで「3位以内」を目指す!

 前回は9位に沈み、今季の前半戦も振るわなかった。

 しかし、今夏のユニバーシアードで片西景(3年)と工藤有生(4年)がハーフマラソンで金・銀メダルを獲得。1区で13位と出遅れた出雲は7位に終わったものの、「1区片西、2区工藤」とWエースを序盤に起用した全日本は4位に食い込んだ。

 多くの箱根出場校のランナーが参戦した上尾ハーフでも、片西と伊勢翔吾(3年)が日本人ワン・ツーを飾るなど、チームの調子は上向いている。箱根でもユニバのメダルコンビで"先制攻撃"を仕掛かけたい。

 5000mと1万mでチーム2番目の記録を持つ下史典(3年)、全日本6区区間賞の堀合大輔(3年)ら脇を固める戦力もアップしており、「3位以内」は十分に射程圏内だ。

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