【月報・青学陸上部】「箱根3区を狙う」春の成長株、橋詰大慧という男 (5ページ目)

  • 佐藤 俊●文・写真 text & photo by Sato Shun


「自分たちの代が学年長の富田を中心にチームを引っ張っていくという自覚はあります。ただ、同じ学年でもライバルなのでお互いに食ってやろうという意識もあります。小野田とか(笑)。そうしてお互いに結果を出して、チームとしていい流れを作っていきたいと思っています」

 順調かつ勢いがある3年生に対して、なかなか調子が上がらないのが4年生だ。昨年も同時期、エース一色以外の選手の調子が上がらず、原監督から雷が落ちた。

 今年も故障などでエースの田村和希、下田裕太が万全ではなく、中村祐紀とキャプテンの吉永竜聖の調子もなかなか上がらない状況だ。

「4年生の調子が上がらないとチーム全体の調子が上がらないし、勢いも出ない」

 原監督はそういう。

 関カレ最終日、ハーフマラソンに下田が登場した。はたしてエースとして、4年生健在のアピールができただろうか。

(つづく)

前回の記事を読む>>

■陸上 記事一覧>>

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る