2016.05.31

【月報・青学陸上部】箱根と並ぶ春の大一番、関東インカレでの異変

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun 築田 純●写真 photo by Tsukida Jun

極私的! 月報・青学陸上部 第2回

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関東インカレ(2部)10000mに出場した青山学院大のエース、一色恭志

 ――関東インカレ。
 
 5月19日15時、青山学院大学陸上部の一色恭志(4年)、下田裕太(3年)、中村祐紀(3年)の3人が10000mに出場するために日産スタジアム内の大学指定の待機場所に現れた。レースのスタートは16時55分。すぐにマットの上でストレッチを始め、思い思いに体を解(ほぐ)していく。しばらくすると男子2部1500m決勝が始まった。青学からは茂木亮太(4年)、梶谷瑠哉(2年)、中村友哉(1年)が出場し、予選を突破していた。一色と下田はアップを中断し、レ-スの行方を注視している。3分50秒前後の勝負だが、茂木と中村は上位のままラスト1周になった。

「友哉、いけ-」
 
 下田が絶叫した。トラックを走る選手は最後の力を振り絞って、フィニッシュになだれ込む。

「えっ、何位だった」
 
 モニタ-画面をジッと見ている。

「おぉ-」

 下田は満足そうな笑みを見せて、またアップに戻った。茂木は2位、中村は5位、そして梶谷も7位入賞を果たした。