【箱根駅伝】充実の青学大と明大。優勝候補に名乗り! (4ページ目)
前回は八木沢が区間2位の走りを見せた3区は、スピードを活かしたいなら横手の起用となるだろう。4区に今年は3年生の主軸に成長した木村を置けば、前回8区区間2位の有村を、松井や牟田とともに復路に置ける。全日本を走っている山田速人と山田稜(2年)という28分台の選手をどこに使ってくるかも注目だ。
ここ数年は、どこかで必ずブレーキとなる選手が出ている明大。優勝への最大のカギはミスのない駅伝をすること。柏原竜二(当時2年)を擁する東洋大が連覇を果たした10年のように、序盤から飛び出して4区までは先頭を突っ走ることができれば理想的だ。
一方、前々回大会の覇者で、前回も3位に入った日本体育大学は厳しい戦いになりそうだ。前回の主力が卒業したのに加え、前回1区を制したエースの山中秀仁(3年)が故障で不出場。苦戦は必至だろう。
逆に上位を狙えそうなのは、エノック・オムワンバ(3年)と関東インカレ1部ハーフマラソンで優勝した井上大仁(4年)を擁する山梨学院大学か。
1万m上位10名の平均タイムは28分51秒74と、出場校中4位で、28分台6名は同校過去最多。山梨学大附属高から入学した、昨年の全国高校駅伝優勝メンバーの1年生も3名がエントリーしているだけに、2区のオムワンバと5区を走る可能性が高い井上を主力とした往路で勢いに乗れば、前回2区途中棄権の悔しさを晴らして、優勝争いに割り込んでくる可能性もありそうだ。
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