【陸上】中西麻耶、期待の走り幅跳びで8位「やるべきことはすべてやってきた」

  • 星野恭子●取材・文 text by Hoshino Kyoko
  • 越智貴雄●写真 photo by Ochi Takao

走り幅跳び女子(切断クラス)で、入賞を果たした中西麻耶選手走り幅跳び女子(切断クラス)で、入賞を果たした中西麻耶選手 ロンドン・パラリンピック第4日目の9月2日(現地時間)、女子走り幅跳び(切断など)が行なわれ、メダル獲得が期待された中西麻耶は4m76cmで8位入賞に終わった。

「今日は私の日ではなかった。ジャンプの技術自体は悪くなかったけど、少し精神的に弱い面が出てしまった......」

 今回は背負っているものが多すぎたのかもしれない。4年前の北京大会後、思い切ってトレーニング環境をアメリカに移した。先の見えない挑戦だった。そこで出会った跳躍の専門家アル・ジョイナーコーチに走り幅跳びの才能を見いだされ、「世界記録も狙える」と期待された。活動資金捻出のため、スポンサー探しに奔走し、さらには自らの鍛え上げた身体をモデルにしたカレンダーを発売。海外メディアにも取り上げられるほど注目を浴びた。

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