2021.09.07

新競技パラバドミントンでメダルラッシュ! 里見紗李奈が単複二冠で初代女王に

  • 荒木美晴●取材・文 text by Araki Miharu
  • 植原義晴●写真 photo by Uehara Yoshiharu

 鈴木亜弥子(七十七銀行)は女子立位SU5シングルスで銀メダル、伊藤則子(立位SL3/中日新聞社)と組んだ女子ダブルスで銅メダルを獲得した。鈴木は東京パラリンピックの開催が決まったことで、2015年に現役復帰。今大会はシングルスでライバルの楊秋霞(中国)に敗れ、目標の金メダルは手にできなかったが、「練習でも大会でもすべてを出し切った。悔いはない」として、引退を表明した。また、杉野明子(ヤフー)は女子立位SU5シングルスと、藤原大輔(立位SL3/ダイハツ)と組んだミックスダブルスでそれぞれ銅メダルを手にした。

 次回パリ大会の開催は、3年後に迫っている。日本のパラバドミントン界としては、今回の好成績を競技人口の底上げと普及につなげたいところだ。千葉県でパラバドミントンのクラブチームの代表を務め、選手の育成にも力を注ぐ村山は、「日本はまだまだ競技人口が少ない。今大会は私たちの姿を通してパラバドミントンを世の中の人に知ってもらい、僕もやりたい、私もやりたいとなればいいと考えていた。今回、活躍できたのはよかった」と話し、山崎は「誰かがケガをしてスポーツに取り組みたいと思ったときに、最初にパラバドミントンをやってみようと思ってもらえる世界にしていきたい」と想いを語る。

 梶原も「もっと競技人口が増えてほしい。とくに若い人は若い選手がいないと始めにくいと思うので、僕がこれからも継続して結果を残していきたいし、普及活動にも取り組んでいきたい」と話し、前を向いた。

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