東京五輪まで2年。ブラインドサッカー日本代表は「強豪国と激戦」 (5ページ目)

  • 井上俊樹●取材・文 text by Inoue Toshiki
  • 高野洋●写真 photo by Takano Hiroshi

 プレーヤーとしても、ファンとしても最近サッカーから遠ざかっている方には、なおのことお薦めだ。このサッカーには、忘れかけたサッカーのあらゆる魅力と試合に勝つためのアイディアが詰まっている。

 サッカーには大事な音がある。静寂を破りゴールネットが揺れる。その瞬間、仲間たちや、サポーターとともに腹の底からあげる歓喜の雄叫びは、何ものにも代えがたい。

 選手は、その瞬間、その音を感じるためだけに今日も懲りずにボールを蹴る。何点取られても狩りに行く。味方のためにケガをしても前を向く。

 ブラインドサッカー日本代表は、そういう格好いいチームだ。

「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」
優勝:アルゼンチン
準優勝:イングランド
第3位:トルコ
第4位:ロシア
第5位:日本
第6位:フランス
大会HP:http://www.wgp-blindfootball.com/

◆ブラインドサッカーの新たな国際大会が日本で初開催。初代王者は?

◆37歳・高木和道。JFLの苦労も、難病と闘う妻の大変さを思えば...

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る