【女子パラスイマー】エリー・コール&
一ノ瀬メイが語る、東京への挑戦 (3ページ目)
エリー でもね、実は私、国歌を聴いているときにマスカラが落ちて黒い涙を流してしまったの。(パラリンピックに3度出場しているベテランではなく)まるでルーキーのようなミスだったわ(笑)。表彰台の記録って一生残るものなのに......。とにかく、メイが表彰台に上がるときは、必ずウォータープルーフのマスカラを選んで(笑)。
リオパラリンピックでは8種目に出場した一ノ瀬メイ選手一ノ瀬 先輩からのアドバイス、しっかり学びたいと思います(笑)。海外の選手と会うのは年に数回で選手同士なかなか話す機会はないんですが、同じS9クラスのトップ選手であるエリーさんと、こうしていろいろ話せてうれしいですね。
――この10月、エリー選手はその金メダルを手に来日。一ノ瀬選手とともに子どもたちに水泳の特別レッスンを行なった。
一ノ瀬 私は小さいときにパラリンピックの金メダリストに会うことすらなかったのに、エリーさんに教えてもらえるなんて贅沢ですよね。子どもたちにとってはもちろんですけど、自分にとってもトップ選手から学ぶことができる貴重な時間でした。
エリー 私、子どもと接するのが好きなんです。それでシドニーで子どもたちのコーチをしているんですが、日本の子どもたちは、礼儀正しく静かでよく話を聞いてくれたわ。それにキックがすごくうまかった。
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