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目指すカラダはディープインパクト! 「1日6食、ジビエ肉とおはぎ」でビキニフィットネス7連覇中の絶対王者・安井友梨のボディメイク術 (3ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru, photo courtesy by Yasui Yuri

【世界一になってビキニフィットネスに恩返し】

ーートレーニングをしている、またはこれから始めようとしている読者に、アドバイスはありますか?

 先ほど話したストレッチを大事にすることがまずひとつ。

 それと、フィットネスのメリットは24時間、自分のライフワークに合わせてトレーニングできることです。野球やサッカーといった団体競技だと人数が必要だし、場所も近場とは限らない。

 フィットネスは自分の都合だけ考えればいいし、都市部なら24時間営業のジムもたくさんありますよね。

 5分ウォーキングするだけでもいいからとりあえずジムに行く習慣をつけると、そのうち歯磨きのように自然に生活の一部になると思います。

 80歳のボディビルダーの方がいるくらい、トレーニングは何歳からでも始められるんです。

 むしろ遅いほうがいいかもしれません。私も20歳の時にビキニフィットネスに出会ってても長続きしなかったかなと思います。

 30歳で、ある程度の人生経験を積んだあとだからこそ、頑張れたという部分もあるので、年齢を気にして始めるかどうかを悩んでいる人がいたら、まずやってみてほしいです!

この記事に関連する写真を見るーー最後に、安井さんの夢を教えてください。

 私はビキニフィットネスに出会うまでの人生は、本当に何もかもうまくいかない、ただのぽっちゃりOLでした。

 そんな私の人生に劇的な変化をもたらしてくれたビキニフィットネスに、何とか恩返しがしたい。

 現状、ビキニフィットネスは残念ながらマイナー競技。でも、私が世界選手権で優勝して世界一になれば注目度も変わってくるはずです。

 だから今年の世界選手権では、何が何でも優勝したい。

ーーライバルは?

 強豪国はロシアやウクライナです。フィギュアスケートや新体操もそうですが、そのあたりの国は美を競う競技に関する情報量や感覚が全然違う。

 日本にはほとんどないビキニフィットネススクールもたくさんあります。高い壁ですが、乗り越えて30代を締めくくれたら素敵だなと思っています。

この記事に関連する写真を見るインタビュー前編<ネガティブなぽっちゃりOLが美ボディの絶対女王になるまで。ビキニフィットネス安井友梨「いつからでも自分と未来は変えられる」>

【プロフィール】
安井友梨 やすい・ゆり 
1984年、愛知県生まれ。30歳の時にビキニフィットネスを始め、競技歴10カ月で出場した2015年JBBFオールジャパンフィットネスチャンピオンシップスで優勝。以後、7連覇中。2019年アジアビキニフィットネス選手権優勝、2021、2022年の世界フィットネス選手権2年連続準優勝。勤務していた外資系銀行を今年1月末に退職し、現在は競技と並行して健康食品や美容品のプロデュースも手掛けている。年1200個食べるおはぎ好き。

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